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zoom RSS 鉄棒のこと

<<   作成日時 : 2007/06/23 17:28   >>

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小学校の時、私は体育が苦手でした。
身体が小さく、足も遅く、何より不器用でした。

鉄棒でできるのは前回りと逆上がりだけ(それもできるようになるまで大変苦労しました)。
以後二十年近く、技のレパートリーはそのままでした。

教師を志し、体育実技の講義を受けましたが、変わりませんでした。
が、二年前母校に教育実習を受けに行ったときのことです。
担当してもらったのは3年生で、当時鉄棒の足かけ回りを練習していました。

逆上がりしかできない私は、スイスイ回る子どもたちの前で居心地の悪さを感じていました。
子どもと一緒に練習し、いつの間にか「先生、もっと勢いつけなきゃだめだよ」とどっちが教師だか分からないようになっていました。

「無理だ…」
二十年以上もできたことがないし、大学生の頃の方が体力的には優れていたはず。
今更できるわけがない、と思いながらも私なりに努力します。
でも、できません。惜しいところまでは行くのですができません。

「もうちょっとなんだけどなぁ…」
「先生、行ける! 行けると思って思いっきり回ったら行ける!」

そんな力強いアドバイスをもらっても、現実は甘くはありません。
しかしある時、十数回の失敗の後で、とうとう成功したのです!
私は嬉しくなって、子どもたちと跳ね上がりました。
でも、その次は失敗。それからは成功したり失敗したり…

「どういうことだ、これは?」
大人の頭で考えて、結論が出ました。
足をブラブラさせるよりも膝にガッと強く当たるくらいに勢いをつけた方ができたのです。
自分で体得したコツを忘れなければ、二度と失敗しなくなりました。


それから二ヶ月が過ぎ、教育実習が終わり、教職員採用試験の時期になりました。
逆上がりと足かけ回りだけでなく、前方支持回転(空中前回り)が必要でした。

現役教師の母親と近くの公園に毎日通いました。
母親曰く「逆上がりができれば、誰でもできる」
『お腹を鉄棒から離さない』という原理が同じだからだそうです。
そのためタオルを腰の周りに当てて練習しました。

いい大人が母親と近所の公園で、へんてこなタオルを持って鉄棒の練習(当然ほとんどは失敗)をするのは、正直言ってカッコ悪いことこの上ないのですが、これも夢の実現のため。なりふり構っていられません。

二日ほど失敗の山を築き、マメを作りながらもマメに通いました(笑)
夏休みだったので近所の小学生が遊びに来たりします。

「君、できる?」
「できるよ」

ひょいっと軽々やってのけるのでこっちは立場がありません。
教育実習の時と同じく、子どもに見られながらの練習になりました。
途中、あまりに疲れたのでベンチで休み、それからもう一度練習を始めました。

すると…
たったの一回で成功したのです。
子どもたちの驚いた顔が忘れられません。
今まで何回やっても何回やってもできなかった無様なオッサンが、突然できるようになったのですから。

「ちょ、ちょっと待ってね」
私は今度はタオルなしでやってみました。2、3回の失敗の後、これも成功しました。
でも、その後はお約束の成功したり失敗したりタイム。

「どういうことだ?」
また私は考えました。で、自分なりに結論がでました。
『一度後ろに落ちそうになるくらい傾けてから前に回ると成功する』ということです。
そんなこと本には書いていません。自分なりのコツです。

こうして私は無事、教職員採用試験に合格しました。
今にして思うと、子どもに合格させてもらったようなものですね。

だから、子どもに対する鉄棒指導には熱が入ります。
長年できなかったからこそ、「やればできる」って教えてあげたいのです。
タオルを持ってきたり補助具を持ってきたり。
休み時間に練習に誘ったり。
ジャングルジムでやったり、台を置いてやったり。

別に鉄棒できなくても困らないかもしれないけども、
できた時はやっぱり嬉しい。
そういう気持ちを教えてあげたいですね。私なりの恩返しです。

ちなみに、補助具は最初はキツキツで次第に緩めていくといいですよ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お引越お疲れ様でした。
去年の息子の担任は、教師になってから後ろ二重跳びを練習して出来るようになりました、と言っていて感動&尊敬したのですが、それ以来の感動です。先生素敵です〜。情熱が伝わってきました。
空中前回り、私は出来ません。このコツ小学生の頃に聞きたかったと思いました。今となっては体が重すぎて^^;
小2の息子には教えてやろうと思います。
まだ彼は前回りで苦戦してます。豚の丸焼き→ツバメ→布団干しまでやっと来ました。(この言い方で通じるでしょうか?)布団干しから、あとは足を着地すればいいのに、ツバメに戻って着地してしまいます。ぐるりと回るのが怖いようです。
この補助具は何をするときに使えるのでしょうか?
ひつじぐさ
2007/06/24 14:08
得手不得手は大人でも子どもでもあるもんだと思います。
でも、工夫できるところはした方がいいと思うんですよね。

回転が怖いのは”逆さ体験”の量にもよるのかもしれませんね。
だっこするとき体を反らせるとか寝返りとか。
手押し車なんかでも”逆さ体験”になるそうです。

補助具についてはGoogleで”回転補助具”で検索してみてください。
↓こういうTOSSのページが出てきます(なぜかURLがうまく貼れない)
http://homepage1.nifty.com/chinusuki/tetsubou/jyugyo/zenpou/belt.htm

補助具があって、思い切りジャンプすれば誰でもできます。
あとはだんだん補助具に頼らずに体重移動さえできればよいわけです。
要は、腰を棒の上に持っていくイメージですね(他人のを見てるだけじゃなく、自分で自分の体を動かすイメージ)

鉄棒で個人レッスンするときは落ちないことだけには注意してください。
恐怖は根強く残りますし、信頼関係にも小さなヒビが入ります。
気楽にやりましょう。
ジャック@管理人
2007/07/01 22:16

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