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どんぐりころころ小学校

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どんぐりころころ小学校
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現役小学校教師が教育実践を紹介するページです。
このブログはどんぐり倶楽部の思想を持っています。

深く考えない少年犯罪が多発する今、必要なのは考える力!
自由な絵図で考えるどんぐりワールドを味わってみませんか?

どんぐりアドバイス例←簡易版どんぐりQ&A!
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記事まとめ

2010/01/01 12:00
・どんぐりとの出会い
なぜどんぐりを始めたか(その1)
どんぐり以外の実践例
なぜどんぐりを始めたか(その2)
ブログ開設の経緯

・どんぐりスタート
どんぐり1年目の失敗
2年目の挑戦
学級通信
お絵かき算数は小学校では使えない?
課題解決か手順暗記か

・実践(算数)
第一回目の算数
開始一週間
筆算その1(ビジュアル筆算+水道方式)
筆算その2(くり上がり)
あまった時間はどんぐりに
直前だけども準備学習
筆算その3(ひき算編)
筆算その4(かけあい筆算)
長さ その1
長さ その2
大きな数 その1
大きな数 その2
デンタ君登場
ピラミッドをつくろう
黒板のデンタ君
2年生2学期第一週
できない子(形をつくろう)
タイルよ、さらば…
かけ算(その1)
かけ算(その2)
かけ算(その3)
かけ算(その4)
数量関係(長さ・時間・かさ・重さ・角度・速さ)について
1000より大きい数
一年をふりかえって
専科・TT・少人数
5年生1学期の実践
6年生1学期の実践

・実践(国語)
漢字読本
第一回目の国語
プチ絵コンテ読解
嬉しい誤算?
ふきのとうワークシート
塗り絵卒業
スイミー
夏休みの宿題
塗り絵卒業
2年生2学期第一週

・余談
ハルカナルどんぐり
初歩的なミスだよ、ワトソン君
飲み会の席にて
合理的な不合理(水道方式のジレンマ)
高橋名人・・・
クラスをまとめたいけど考える力もつけてほしい
委員会活動
子どもを勉強嫌いにするテスト
鉄棒のこと
評価のこと1
評価のこと2
学力テストについて
学級経営の道しるべ
運動会の練習
運動会終了
珍しく図工の話
宿題、見せてよ
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コトノハ通信を読んで

2008/09/17 20:22
運動会で忙しい季節です。

コトノハ通信が届きました。
ちゃことらさん、springさん、その他の皆様、本当にお疲れ様でした。

ブログの更新すらサボリ気味の私には「すごいなぁ」の一言です。
特にすばらしいのがお母さんたちの実感や体験が下地になっているところ。

そりゃあ大手の塾や通信教育の会社は見目麗しいチラシを出します。
でもどんな美辞麗句よりも、色鮮やかなチラシよりも、お母さんたちの「どんぐり方式でよかった!」という実感は何者にも変えがたいすばらしい宝物なんだと思います。
素朴な実感こそが最大の武器です。

糸山先生を出発点としたどんぐり倶楽部。
コトノハ通信は、今後家庭学習という世界で大きな潮流を作ることでしょう。



私はどうしようかな。
願わくば、学校現場でも「どんぐり方式」の有効性を知って欲しい。
今しているのはデータの収集。

ズバリ言うと、学校現場におけるどんぐり方式の成果と課題。そして子どもの変容について。
それを他の教職員が理解できる形で示すことに全力を尽くしているところです。
チョコチョコと発表会に出させてもらって、他流試合をしています。



しかし、もっと根源的なことを言うと…
「子どものペースを大切にする」どんぐりの思想を分かって欲しい。


「あぁ、ここで叱ってもこの子はスッキリ切り替えができないな」
「今無理やり進めても腑に落ちるまでは効果がないな」
「この子は今までこうやって叱られ続けてきたんだな。それで疲れているんだな」


スタートはそういう話。
今6年生に分数のかけ算わり算を教えているんですが、「式の途中で約分しましょう」なんてわざわざ教えなくてもよいのかもしれない。
だって子ども達は式の途中で約分することに意味を見出していないんだもの。
最後に約分する、という我流のやり方をとことんやった後でようやく、「式の途中で約分」の合理性に気づくんじゃないかな。

2年生で言えば、筆算の「一の位から計算する」。
これだってくり上がりで「あれ? なんかうまくいかない」と実感してからでいいのではないかな。
アオムシのうちは慌てないでノソノソと動き回っていなさい、と。

アオムシでも幼虫でも関係なく、羽ばたきの回数を重視するのが100マス計算。
教師と同じリズムとテンポで羽ばたきができるよう、とことん真似をさせるのがTOSS。
いずれ飛ぶことが分かっていながら、石ころだらけの荒地を低く広く歩き回らせるのがどんぐり倶楽部。

多分この先もTOSSや100マスのように爆発的なヒットはしないと思います。
それでも、小さな実践を積み重ねることで、この国の教育に染み込んでいくと思うのです。

家庭学習や学校現場で実践を繰り返す一方、糸山先生は掲示板を閉じられました。
個人的にはちょっと不安なんです。
糸山先生の言葉が独り歩きするんじゃないかと。

ともあれそれは余計なお世話。
きっと掲示板の役割はコトノハ通信や各HPに任されていくのでしょう。私もまだまだ修行中です。
もっと実践を積んで、もっと具体的で詳細な、私なりのどんぐり方式の成果と課題をご報告していきたいと思っています。

ゆっくり・ジックリ・丁寧に、がんばっていきます。
みなさんもどうですか。
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知識・技能主義への挑戦(算数編)

2008/08/19 15:17
これからの時代、受身ではいけません。
黙って座っていれば45分安全に過ごせるような授業は子どもの自主性を摘んでしまう。
やっぱり授業はハラハラドキドキ!

そのために学級開きの時が大事。
まず、分からないものは「分かりません」と言えるクラスじゃなきゃ。
(児童のペースを無視して教師のペースを優先させるのもいけませんね)

ただ、先生がすべての児童を助けることはできないのも事実。
だからこそ、児童は自分を助ける方法を身に着けねばいけません。

それが前回挙げた

・ノートを見る
・教科書を見る
・プリントを見る
・黒板を見る
・問題文を読み直す
・数字や言葉を簡単にする
・絵図を描く


などですね。
「ヒントもなくさせるなんて!」ではなく、ヒントは自分で探すんです。
公式も指もおはじきも、使いたいときに自分の判断で使っていいんです。
もちろん、難しい問題もありますね。例えば以下の問題。

「0.8mの値段が240円のリボンがあります。1mのときいくらですか」

どんぐりキッズなら、絵を描いて、絵を見ながら考えます。

画像


きっと0.1mずつにバラしたものを10倍にするでしょう。
つまり240÷8=30円 30×10=300円です。これはこれで正解。分かりやすいね!

しかし教科書には、それとは別に「240÷0.8」の解き方。
0.8で割る、と考えると混乱しますね。
こんなときは問題をアレンジ!

「□mの値段が240円のリボンがあります。1mのときいくらですか」

「この□mが何mだと簡単になるかな?」
「1m!」
「そうだね、それだといくら? この列、聞いていきます」
「240…」
「(ややぶっきらぼうにまねして)240…」
「あっ、240円です」
「いい答え方だね。単位つけて、「です」も言えたしね」(←指導1)
「240円です」「240円です」「240円です」
「みんな先生のお話よく聴いてくれてうれしいな」(評価)

(板書)

「さて、1m以外だと?」
「2mです」
「そのとき1mはいくら? この列聞くね」
「120円です」「120円です」
「(最後から二番目の子に)どうして?」
「えっ。だってね、2mが1mになるから、240÷2だから」
「そうだね。式も一緒に言ってくれてうれしいなぁ。よく分かる」(←指導2)
「240÷2で、120円です」
「式、バッチリだね」(評価)

(板書)

「じゃあ、1・2m以外だと?」
「3mです」
「1mはいくら? 今度はこの列」
「240÷3だから80円です」「240÷3だから80円です」「240÷3だから80円です」
「なんで3で割るの? 理由言える?」(←指導3)
「3mのものを1mに分けるから」
「ちゃんと言えたね」(評価)

(板書)
画像


「これ見て、何か気づく?」
「240を何mかで割ると、答えが出る」
「240円を□mの□で割ると、1mあたりの値段が分かるんだね。
240を1で割っても240円だよね(板書)
ではこんど0.8mにします。やってみましょう」


(作業・発表・まとめ)

「小数でもわり算をすれば、1あたり量が分かります。困ったときは数字を簡単な数に変えてみてね」

困ったときの対処法

・黒板を見る
・数字や言葉を簡単にする


でした。
(これも余談ですが、「評価する」とは「成績をつける」だけでなく「認める・ほめる」という意味もありますね。私はむしろ後者の方が大事だと思っています)
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知識・技能主義への挑戦

2008/08/13 15:27
◎私の考える「問題解決型学習」は

(1)子どもの興味や疑問を出発点に
(2)解決法を自分の頭で自由に考え
(3)交流の中で、問題解決の思考回路を増やす学習
、です。

試行錯誤といろんな問題解決を楽しむことが最重要です。
教師が一方的に知識や手順を暗記させるなんてつまらない。

子どもたちはロボットじゃない。
教師の思考回路をコピーさせて、思い通り動かそうなんて失礼な話。
それなのに、「これを言わせてやろう」とする指導案がいかに多いことでしょう。

「正解」を「言わされる」なんて窮屈です。
自由に発言できなきゃ楽しくない!

◎典型的な反論は

「分からない子がぼーっとしている」というもの。
多くの場合、それは準備不足によるものだと思います。

(1)「何きかれてるか、分からん」場合

「何をきかれてるか、分かりますか?」
事前に確認して、質問内容のイメージを共有化しなきゃね。
イメージができていないのに解説するのは無謀です。

手立てとしては、具体物だったり絵だったり例え話だったり以前の課題との類似性だったり。
スタートラインを一緒にすることが大事です。

(2)「どうしたらできるか分からん」場合

分からないものは「分からない」と言う。でも教師もいつもいつも助けられるわけではない。
ではどうすればよいでしょう。

児童に「もがき方」を知ってもらう。
学級開きのころに、困ったときどうするかを事前に決めておく。
みんなで意見を出し合えば、きっといろいろ出てくるでしょう。

・友達にきく
・先生にきく
・ノートを見る
・教科書を見る
・プリントを見る
・黒板を見る
・問題文を読み直す
・数字や言葉を簡単にする
・絵図を描く


などなど(教科によって違うけれど)
一度見たものを、問題意識をもって「見直す」のも大事です。

「じゃあどれからする?」と考えたとき、「いきなりきくのはお勉強にならない」わけです。
三番目以降をすべて試した後ではじめて、

・友達にきく
・先生にきく


となるわけです。
教師の助言については指導書と児童の学力の実態を照らし合わせが必要です。

(3)「話し合いが退屈」な場合

子どもが主体の話し合いも、過度な停滞や混乱は避けねばなりません。
教師が交通整理をします。

「待って。今のみんな分かった?(〜ということかな?)」 ←舌足らずなとき
「あっ、先生もそれ賛成。でもなんでなんだろうね?」 ←根拠がないとき
「いい意見。それ後でまた喋ってくれる?」 ←出番が早かったとき
「すごいな、それ○年生で習うからその時にまた言ってね」 ←高度なとき
「そうだね、でも今の話題とちょっと違うかな」 ←話題とずれたとき
「たくさんの意見ありがとう。今は手を挙げてくれるかな」 ←騒がしいとき
「あれ? それだとAでもいいのに、なんでBなのかな?」 ←ゆさぶりたいとき
「まだ分かってない人のために、教えてあげて」 ←理解が不十分なとき

などして、ぐだぐだににならないよう工夫する。
「発表」がゴールじゃなく、「思考回路の広がり」がゴールなのですから。

そして、そのクラスとしてのベストな解決方法をみんなで選べばよいと思います。
ただし、「必ずそれでしましょう」というものではなく、「教科書を見るとこれがベストだけど、わたしはこれがいい」というのも認めるべきだと思います。

「先取りした子が退屈」「多様すぎて混乱」「まとめ不足」という批判は当たりません。
しかし、タイミングも言い方も難しいのは事実です。

子どもの意見を聴きながら、次の展開を考えて話すので脳みそフル回転です。
児童理解と教材解釈が深くなければできない。
多分、『テクニックではない』のだと思います。

「おれの意見、聴いてよ!」という児童の思いを授業に生かすために手間を惜しまない。
文学は自分の頭で考えてはじめて味わうことができる。
文章題なども同様です。
自分で考えた者同士のぶつかりあいこそが醍醐味ではないでしょうか。


◎まとめると教師の仕事は、

(1)予想外の意見であっても共感的に聴き、
(2)個人やグループの出す考えをともに味わい、
(3)「この意見で何が学べるか」を即興で考え指示を出す
、ことだと思うのです。

(1)(2)はすぐにできる。
(3)は難しいけれど、子どもの記録(ノート、振り返りカード)や自分の書き込んだ授業記録(座席表など)から子どもの発想や考えに触れることで徐々にできていくのでしょう。

がんばります。

(ふりかえりカードの例)
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6年生1学期の実践

2008/06/08 15:05
【倍数】
「Aの倍数=A×1,2,3,4,5,6,7…」
「公倍数=共通の倍数」
「最小公倍数=最小の共通の倍数」

(活用例)
・8分ごとに出る電車と12分ごとに出る電車。同時発車は何分おき?
・縦45cm、横60cmの机をしきつめて作った正方形の一辺は?


【約数】
「Bの約数=B÷1,2,3,4,5,6,7…。ペア忘れ注意」
「公約数=共通の約数」
「最大公約数=最大の共通の約数」

※ペア:12の約数なら1と12、2と6、3と4のこと。
下の図のように書いていくのが基本。

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(活用例)
・16本のジュースと24個のケーキでなるべくたくさんケーキセット
・18cm、24cmの画用紙を使い切ってなるべく大きな正方形。一辺は?
(cmでは難しいので、ノートのマスを1cmに見立てました)
・余談だが「約数が奇数の整数」とは? 正解は1×1,2×2,3×3,4×4,5×5…(自分自身がペア)

書き出しが基本!


【概数の見積もり】
 ”1895”の上2桁
   ↓
 ”18」95”  (ここまでの数にするために…)
   ↓
 ”18」H5”  (ここの数字を四捨五入!)
   ↓
 ”1900”   (あとはゼロ)←↑これを唱えるのが大事


【平均】
基本、教科書通り。
新体力テストの結果を使って5年生と6年生で平均対決させました。

それから、「合計÷個数=平均」を使って平均を出すだけでなく、「平均×個数=合計」を利用して穴埋めに挑戦させたりしました。

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教えていて思ったのですが、均(なら)している様子を実際に見て、

「上側を合わせると合計だ」
「合計というのは平均が3つ分ある」

というのが分かった上で解くのと、算数語で理解するのとでは理解度が全然違うなぁと感じました。
点数や重さというのは視覚化しにくいのでやや説明しにくいですね。


【分数に入る前に】

分数のイメージを思い出すために外へ出ます。

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○を1とすると、半円は1/2だね。

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これは1/4だ。

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黒い部分は2/4。大きさで言えばさっきの半円、1/2といっしょだね。

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これは教室の床(見にくいですが)。
1枚の床には1/5が5こ、つまり5/5だね。1=5/5というわけだ。


【分数のたし算・ひき算】

「通分計算右××」
「約分何度も÷2、÷3…」
「答えは帯分数?」

担任の先生が「通分は分母どうしの最小公倍数で」と指導されるので譲りましたが、最小公倍数がすぐに分かる子以外はただの共通倍数(公倍数)の方が迷いがなくていいと思います。

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のような通分もできなくてはなりませんしね。
素数であると気づかない子はいちいち書き出していくことになります(書き出しは大切ですが、目的は通分です)。

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のような最小公倍数が便利な問題もありますが、数字を見てすぐにピンと来る子はよいのですが、苦手な子は最小公倍数を出すだけで一苦労です。
ちなみに、3つの分数の通分は、2こずつやっていくとよいと思います。

同様に、「約分は分子と分母の最大公約数で」と指導されていましたが、私は÷2、÷3…を割れるだけ割っていけ、と教えました。余白でコチョコチョやるよりも、そっちの方が自然だと思うからです。

ノートを沢山使うやり方でしました(下図の上のやり方)。
下のような何度も消すやり方はノートがごちゃごちゃになる子が出るもので。

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(活用例)
「ハンバーグを1/3もらうのが得か、2/5もらうのが得か」
「2/3のケーキを食べた子と3/4のケーキを食べた子ではどちらがどれだけ多く食べたか」

やっぱり通分の基本は「どっちが多い」「どれだけ多い」でしょう。
私はハンバーグ、ケーキ、ピザ、輪切りパイナップルなどで問題を作り、数が大きくならない範囲で絵を描かせてから解かせました。事前にどちらが大きそうかイメージしてから解くわけです。
式や数字は、あくまでイメージを正確に補完するための道具です。


【単位量あたりの計算】
とにかく絵を書いて比べる。

・人口密度

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これは一人あたりの面積の求め方ですね(マス目を使わせたらよかった)

面積あたりの人数の場合も同様
「これは1uで分けて比べるやり方だね。1uに何人いる?」
「……」
「1人?」
「違う。もっと少ない」
「そうだね、1より小さい小数か分数だ。計算しよう」

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(偏らずに配置する方法はサイコロを真似ました:笑)

・速さ

はじき? 公式? 要りません。
絵図さえ描ければわり算のテープ切り問題と変わらないのですから。

「3時間で630km走る新幹線は、1時間で何km走りますか」
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「時速70kmの渡り鳥は3時間で何km進みますか」
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「時速25kmの台風が400kmをすすむのに何時間かかりますか」
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ちなみにこの絵、コトノハ通信の原稿用に描いたのですが、スペースの関係で新幹線や台風を描けなかった、という…(泣)



【お楽しみ問題1(分数)】

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(※約分できるときは約分しましょう)

絵図で解けます。
分母を1/12に統一しておけば、あとは分子同士、 ”□+□=11” という、1年生の「くりあがり」に過ぎません。

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ただ、分母が12ですので、「1+10=11」でも「2+9=11」でも「3+8=11」でも「4+7=11」でも「5+6=11」でも、必ず1回は約分しなくてはならないですね。

答え: 「1/12 + 5/6」 「1/6 + 3/4」 「1/4 + 2/3」 「1/3 + 7/12」 「5/12 + 1/2」


・1/4を出すときも基本は同じ。
1/4のままではどうにもならないので分子と分母にそれぞれ×2して通分します。
そして、2/8の絵を描きます。

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そうすると「1/8 + 1/8」が見えてきます。
次は分子分母に×3で 3/12にします。そうすると、「1+2=3」ができます。

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「1/12 + 2/12」ですね。約分が必要です。
答えは「1/8 + 1/8」と「1/12 + 1/6」 です。


・1/3も同じ。
まずは分子分母に×2で2/6に通分。 

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「1/6 + 1/6」です。
次に分子分母に×3で3/9に通分します。

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これは「1/9 +2/9」ですが、分子が1でないので使えません。
そこで×4して 4/12 に通分します。

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「1/12 + 3/12」、約分して「1/12 + 1/4」です。
答えは 「1/6 + 1/6」 と 「1/12 + 1/4」 です。



【お楽しみ問題2(平均)】

(1) 平均点はどちらの班が何点高いでしょうか。
1班 96 98 100 95
2班 98 96 97

(2) みかんが8個で720gです。このうち1個を食べて残った7個のみかんの平均は93gでした。さて、食べたみかんは何gだったでしょう。

(3) たろうさんは運動場2周の平均タイムが1分より短くなるようにがんばっています。5回目のタイムは何秒より速く走らなければなりませんか。1回目から4回目までのタイムはそれぞれ65秒、63秒、59秒、58秒です。

(4) 10歩歩いてみると5m50cmでした。家から学校までは420歩でした。家から学校までは何mですか。

(5) 1班に男子は3人、女子は2人います。男子は1ヶ月で平均6さつ本を読みました。1班全員では平均5さつ本を読みました。女子は2人で何さつ本を読んだでしょう。

(6) じゃがいも20こで1700gでした。じゃがいも1個の平均の重さが同じなら、50個買うと重さはどれだけになりますか。

(7) 6-1はみんなで36人。女子が男子より16人多いです。クイズをしてみたところ、男子の平均点は51点、女子の平均点は87点でした。クラス全員の平均点は何点ですか。

答え
(1)1班が0.25点高い (2)69g (3)55秒 (4)231m (5)7さつ (6)4250g (7)77点
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5年生1学期の実践

2008/04/19 21:33
【小数】
単位換算から始まるので、「リットルますデンタ君バージョン」でさらっと復習。

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小数第二位,第三位を習います。矢印使って分解します。

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4は40のこと。
2は1が2こ
1は0.1のこと
9は0.01が9こ
5は0.001が5こ、などなど。
(2.03リットルなど、0を補足する場合があるので注意!)


◎数直線

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大メモリと小メモリの間に中メモリがあるせいで、二段階の説明が必要になります。
とりあえず兄弟たちを先に紹介。

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「当たり前だけど、1が10こで10。じゃあ100は何が10こ? 1000は? 1は?」
「0.1には0.01が10こ。0.01には0.001が10こ」

まで確認。
次に数直線で大切な考え方について説明。

「まず大メモリから見ます。左の1.9から2までいくつ増えてる?」
(離れていると分かりにくいので縦に揃えて書く。必要なら2.0と書く)

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教材は子どもが俯瞰できる大きさ・高さに置く,児童数が多ければ、「前に来て見てごらん」。
1.9や2はチョークではなく、紙を貼る。目立たせないとね。

「そうか。0.1増えているんだね…この子のことだ(0.1君)」

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「1.9から2までの間に0.1君がすっぽり入るんです。じゃあ先生、拡大して描いてみまーす!」

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「次にこの、中メモリを見て。
小メモリを無視すると、1.9から2までに10この場所があります。こんなふうにね」


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「さて、中メモリ1こ(黄色スペースを指しながら)では、いくつ増えるでしょう。」
(分からなければ、拡大前の0.1君の指を示す)

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「そうか、0.01ずつ増えるんだね。でも拡大しているので指の代わりに0.01君を矢印のところまで貼ってください」

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「フムフム、0.01君が3こか。0.01が3こでいくつ? そうだね0.03だね。
じゃ、筆算しまーす。小数点を揃えて、1.9+0.03=1.93!」


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「よーし、この調子で次の矢印も同じように貼ってみるよ!
1.94…1.95…1.96…(1枚貼るたび、チョークで数字を記入する)
アレ?
1.96まで行ったけど、ここの小さなメモリが分からない! どうしよう?」

(分からなければ0.01君の指を示す)

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「そう、これは0.01君の指と同じ0.001なんです。実際に指を貼ってみてください。
0.001が6こ? 0.006だね。じゃあ筆算シマス!」


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「じゃあ他のもやってみよう。数直線なんて簡単だ!」


◎単位換算は単位換算表で
http://homepage.mac.com/donguriclub/kansan-cal.gif


◎小数のかけ算
声を出して,手順を覚えよう!

「整数同士にするために」
『整数同士にするために』

「式に×10(かけじゅう)1回です」
『式に×10(かけじゅう)1回です』

矢印描いて計算

「答えに÷10(わるじゅう),1回です」
『答えに÷10(わるじゅう),1回です』

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2学期は1回が2回以上になっていきます。


◎小数のわり算
「小数点を打ち上げよう!」
(『小数点を打ち上げよう!』)

矢印描いて計算

「あまりのときは打ち下げよう!」
(『あまりのときは打ち下げよう!』)

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2学期は小数で割るのでちょっと変わってきます。
(小数点を打ち上げる前に、「÷(わる)整数にするために」「×10(かけじゅう)1回 右にも1回」が必要)


◎図形

「直」という字から垂直をイメージ。
「平」という字から平行をイメージ。

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画像


「目指せ、大工さん!」ということで、正確な作図ができることを何より重視しました。

左側の三角定規は親指以外の四本指でぐっと押さえる
残った親指で右側の三角定規を押さえて線引く,など基本的な指導をシッカリ。

向かい合った角度がどう,長さがどう,対角線がどう,というようなことは頭で考えるよりも,実際に自分で作図してみて計測してみることが大切だと思います。
例えば対角線の「直角に交わる」「長さが等しい」なども「実際に引いて考えよう」と指導しました。


◎分数

・分母が同じ数のたしひき(帯分数を含む)
・大きさの等しい分数(1/2=2/4=3/6、1/3=2/6=3/9など)
・分子が同じなら分母が大きくなるほど小さくなる(1/2>1/3>1/4>1/5)

どれもこれも大切なことではありますが,正確に絵図がかければ全く時間を必要としない問題です。
実際に円を描いて考えることを伝えると,うっかりミス以外でつまずく児童はいませんでした。
というか、5年生1学期の分数は楽勝すぎてつまらないですね。
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専科・TT・少人数

2008/04/13 12:00
教師になって初めての担任を持たない一年。

朝の会、帰りの会もせず、休み時間に必ず職員室に戻ってくる日々。
少しさびしい気もしますが、少しずつ慣れてきました。


1.元気いっぱい 5年生

喧嘩の絶えないクラス、と聴いていたのですが…
私が最初に入ったのは彼らの体育の授業。
グループで手をつないで円を作り、私の指示でジャンプする遊びをしました。


「『えー、お前とかよ。イヤだー』というのはナシね。授業だから真剣です。
私が「まーえ!」と言ったら「まーえ!」と言って前に跳びます。
前以外にも後ろとか右左と言うこともあります」



男女関係なくノリノリで跳びました。
あれ? もっとグチャグチャな学年じゃなかったの?

「じゃあ次は先生の言う言葉の反対を言って、その通りに跳んでね。
先生が「まーえ!」と言ったらみんなは「うしろ!」と言って後ろに跳んでください」


「じゃあ次は言うのは先生と同じことを言って、その反対に跳んでね。
先生が「まーえ!」と言ったらみんなも「まーえ!」と言って、でも後ろに跳んでください」



ルールを複雑化して観察。
もちろん失敗する子もいます。
「失敗を笑い飛ばせるクラスか」を見ていたのですが、バッチリでした。


「よくいろんな先生が「失敗しても笑うな」って言うでしょ。
あれは人が失敗して「うわ、アホやー!」って笑うのがダメなんです。

「面白くて笑ったけど、別に君をバカにしてるんじゃないよ」ってこともあるのです。
だから笑われた人もそんなに気にせんでもいいの。
誰でも失敗します。失敗は笑い飛ばしましょう。

先生も失敗したら笑っていいよ。でも「うわ、アホやー!」っていうのはやめてね(笑)」



また、図工で習字セットを描かせたのですが、私の指示や助言はよく聴くし、楽しそうに話しながら描くしで、実に教えがいがあります。

きっとこの学年は伸びます。
算数はTTで入っているのですが、早く少人数がやりたいものです。
(超ベテランの担任の先生に「最初の単元は大事なところだから私がメインでやるね」と言われちゃ「いや、最初から少人数で」とは言えません。むしろ6年生担任の教務の先生が特別なのかも…)


2.真面目ちゃんの6年生


前評判の高かったこの学年。
女の子が多くて、授業態度はいつも落ち着いています。
が、なんというか杓子定規で受動的なイメージがあるんですね。

こっちのギャグに対する反応が冷たかったり(笑)、クラス全体では意見を言わないのに、休み時間に「先生、次の体育面白いのがいい」とハードル上げてくるので結構重圧を感じます。

書写の授業は私も初めてということもあって、なかなかうまくできませんでした。
(お恥ずかしながら、習字に関しては私より上手な子がゴロゴロいるクラスなのです)


少し揺さぶってみるか、と考えました。
算数の少人数で、いきなりどんぐり文章題の<1MX00>をさせます。


<1MX00>  月  日(  )
 ダンゴムシ[だんごむし]さんたちが 3れつに ならんでいます。1れつめは7ひき、2れつめは 8ひき、3れつめは 6ぴきです。
では、それぞれのれつで まえから 3ばんめと うしろから 6ばんめの あいだにいる ダンゴムシ[だんごむし]さんたちだけの かずを あわせると、みんなで なんびきに なるでしょう。


「この問題はね、小学校1年生の方がよく解けるの。
君らみたいに賢くなると「こんなはずがない」って勝手に考えてしまって解けなくなる。
さあ、絵を描いてやってごらん」



6匹・7匹と答える子が続出しました。
そこで絵を描いて解説。


「これが10匹だとね、君ら簡単に分かるの。
でもね、後ろから6番目が前から3番目を抜かしちゃうからいけないって考えちゃうの。
合わせてってあるから1匹じゃだめだって考えちゃうの。
そんなの誰も言ってないからね」



どうもこの問題で子ども達の心に火がついたらしく、パラパラとファイルをめくって「先生、このファイルちょうだい」って言う子まで出てきました。

倍数の問題をボディーパーカッションでやったり、体育のドッジボールや家庭科でグループ討議をしているうちにだんだんと打ち解けてきた気がします。

まだ始まったばかり。
これからです。
学力テストはもうすぐだけどね。


3.去年の子達が「百マスかけ算」・・・

昨年私が教えた子ども達(今の3年生)が、新しい担任の先生のもとでかけ算の百マス計算をしていました。
答案の上に子どもたちの名前と次のようなコメントが。

・8の段が苦手
・計算スピードが遅い

あー、まいったな。
不得手な子にもっと指導してあげたらよかったかもしれません。
8の段が苦手でもひっくり返すやり方を思い出していればできていたろうに…

覚えていない九九は○を描いたり、たし算と組み合わせたりしていた私のやり方からすると、いきなり百問で、しかもかける数とかけられる数が遠く離れた形式はキツかっただろうな、と思います。

超ベテランの、いつもお世話になっている先生なので「百マスやめてあげてください」とは言いにくいのですが、「こういう指導をしてきたので百マスは嫌うかもしれません」と伝えておこうと思います。



いろいろありますが、新年度、スタートです!
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