どんぐりころころ小学校

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<<   作成日時 : 2008/04/13 12:00   >>

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教師になって初めての担任を持たない一年。

朝の会、帰りの会もせず、休み時間に必ず職員室に戻ってくる日々。
少しさびしい気もしますが、少しずつ慣れてきました。


1.元気いっぱい 5年生

喧嘩の絶えないクラス、と聴いていたのですが…
私が最初に入ったのは彼らの体育の授業。
グループで手をつないで円を作り、私の指示でジャンプする遊びをしました。


「『えー、お前とかよ。イヤだー』というのはナシね。授業だから真剣です。
私が「まーえ!」と言ったら「まーえ!」と言って前に跳びます。
前以外にも後ろとか右左と言うこともあります」



男女関係なくノリノリで跳びました。
あれ? もっとグチャグチャな学年じゃなかったの?

「じゃあ次は先生の言う言葉の反対を言って、その通りに跳んでね。
先生が「まーえ!」と言ったらみんなは「うしろ!」と言って後ろに跳んでください」


「じゃあ次は言うのは先生と同じことを言って、その反対に跳んでね。
先生が「まーえ!」と言ったらみんなも「まーえ!」と言って、でも後ろに跳んでください」



ルールを複雑化して観察。
もちろん失敗する子もいます。
「失敗を笑い飛ばせるクラスか」を見ていたのですが、バッチリでした。


「よくいろんな先生が「失敗しても笑うな」って言うでしょ。
あれは人が失敗して「うわ、アホやー!」って笑うのがダメなんです。

「面白くて笑ったけど、別に君をバカにしてるんじゃないよ」ってこともあるのです。
だから笑われた人もそんなに気にせんでもいいの。
誰でも失敗します。失敗は笑い飛ばしましょう。

先生も失敗したら笑っていいよ。でも「うわ、アホやー!」っていうのはやめてね(笑)」



また、図工で習字セットを描かせたのですが、私の指示や助言はよく聴くし、楽しそうに話しながら描くしで、実に教えがいがあります。

きっとこの学年は伸びます。
算数はTTで入っているのですが、早く少人数がやりたいものです。
(超ベテランの担任の先生に「最初の単元は大事なところだから私がメインでやるね」と言われちゃ「いや、最初から少人数で」とは言えません。むしろ6年生担任の教務の先生が特別なのかも…)


2.真面目ちゃんの6年生


前評判の高かったこの学年。
女の子が多くて、授業態度はいつも落ち着いています。
が、なんというか杓子定規で受動的なイメージがあるんですね。

こっちのギャグに対する反応が冷たかったり(笑)、クラス全体では意見を言わないのに、休み時間に「先生、次の体育面白いのがいい」とハードル上げてくるので結構重圧を感じます。

書写の授業は私も初めてということもあって、なかなかうまくできませんでした。
(お恥ずかしながら、習字に関しては私より上手な子がゴロゴロいるクラスなのです)


少し揺さぶってみるか、と考えました。
算数の少人数で、いきなりどんぐり文章題の<1MX00>をさせます。


<1MX00>  月  日(  )
 ダンゴムシ[だんごむし]さんたちが 3れつに ならんでいます。1れつめは7ひき、2れつめは 8ひき、3れつめは 6ぴきです。
では、それぞれのれつで まえから 3ばんめと うしろから 6ばんめの あいだにいる ダンゴムシ[だんごむし]さんたちだけの かずを あわせると、みんなで なんびきに なるでしょう。


「この問題はね、小学校1年生の方がよく解けるの。
君らみたいに賢くなると「こんなはずがない」って勝手に考えてしまって解けなくなる。
さあ、絵を描いてやってごらん」



6匹・7匹と答える子が続出しました。
そこで絵を描いて解説。


「これが10匹だとね、君ら簡単に分かるの。
でもね、後ろから6番目が前から3番目を抜かしちゃうからいけないって考えちゃうの。
合わせてってあるから1匹じゃだめだって考えちゃうの。
そんなの誰も言ってないからね」



どうもこの問題で子ども達の心に火がついたらしく、パラパラとファイルをめくって「先生、このファイルちょうだい」って言う子まで出てきました。

倍数の問題をボディーパーカッションでやったり、体育のドッジボールや家庭科でグループ討議をしているうちにだんだんと打ち解けてきた気がします。

まだ始まったばかり。
これからです。
学力テストはもうすぐだけどね。


3.去年の子達が「百マスかけ算」・・・

昨年私が教えた子ども達(今の3年生)が、新しい担任の先生のもとでかけ算の百マス計算をしていました。
答案の上に子どもたちの名前と次のようなコメントが。

・8の段が苦手
・計算スピードが遅い

あー、まいったな。
不得手な子にもっと指導してあげたらよかったかもしれません。
8の段が苦手でもひっくり返すやり方を思い出していればできていたろうに…

覚えていない九九は○を描いたり、たし算と組み合わせたりしていた私のやり方からすると、いきなり百問で、しかもかける数とかけられる数が遠く離れた形式はキツかっただろうな、と思います。

超ベテランの、いつもお世話になっている先生なので「百マスやめてあげてください」とは言いにくいのですが、「こういう指導をしてきたので百マスは嫌うかもしれません」と伝えておこうと思います。



いろいろありますが、新年度、スタートです!

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして。
なんか感動して、コメントさせてもらいました。

新聞に、読み書き計算をメインに教えると教育委員会の方針が決まったと報道されていてがっかりしていたところです。
息子の担任も計算ドリルをどっさりやらせる先生で、宿題をやらせないと電話でやりとりしているところです。

応援しています。
では。
マジックタッチ
2008/04/13 22:08
コメントありがとうございます。
読み書き計算はそれこそドリルとかトンカチですからね。
道具の使い方を徹底すれば立派な作品が作れるかというとそうでないような気がします。
私も図書館で教育関連の本を読んでみると,

「知識なくして思考力は育たない」
「ゆとり教育では読み書き計算を軽視しすぎた」
「わかる授業が学力を低下させた」

のような話ばかりです。
ちなみに6年生の先生とは「読み書き計算はただの手段。本当の基礎基本は想像力」という見解で一致しています。
(手順暗記型もお認めになったりと相違点もあるのですが)

うちは高学年になると宿題は自分で選んで1ページなどです。
どんぐり文章題とか代替のものを提出すれば認めてもらえないでしょうかね。
とびうお
2008/04/15 07:33
慌しい4月も半ばです。そろそろ本音が出てくるころかな?
最初は用心と観察の時です。高学年ならそんなことはお約束ですから。
でも、信じてやって行く内に本当の姿が見えてくると思います。
いろんなことがあると思いますが、大局的に子どもを大切にしょうとしていれば、道は開けることでしょう。若いけど心は随分と大人になりましたね。
さーちゃん
2008/04/15 22:22
来週、家庭訪問があります。

宿題の事を先生にお話ししようと思っています。
とびうおさんの意見も参考に作戦を練りたいと思います。

結果は報告させていただきます。
マジックタッチ
2008/04/16 21:52
>さーちゃん
最初でネコかぶってるところはあると思いますが、低学年を思うとしっかりしているのは間違いないと思います。
ある意味、教科指導に専念すればこれほど楽な学年はありません。
まあ、担任の先生が両方ともベテランでバシッと締めるべきところを締めていただいているのが大きいのですが。

>マジックタッチさん
幸運を祈っています。
私自身、宿題を含めた今の指導に100%満足というわけでもないので、多量の宿題を出して安心感が欲しくなったり、全員から宿題を集めたり全員で○つけをすることが学級経営上大切な規律のように思えてくるのも分かるのです
(学力テストやら学校評価やら免許更新制やら、いろいろありますから)

交渉も、「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」ですよ。
とびうお
2008/04/19 22:14
家庭訪問が終わり、家庭学習を優先させたいので、
宿題をやらない事があると申し入れたところ、認めていただきました。
「ゆっくり・じっくり・丁寧に」と長期戦を覚悟していたのですが、
あっさりと。

ただし、続けて、
高速反復計算や音読で伸びる子もいるので、と
どんぐり方式の効果については限定的だと
やんわりと否定されました。
今の担任の先生は、指導に対する方法論をまだ持っていらっしゃらないようにも思えます。
以上報告です。
アドバイスありがとうございました。

とびうおさんの宿題に関する考え方は参考になりました。
「学級経営上大切な規律」という言葉を前面に出されるか、
そうではないかで個々の家庭学習との折り合いがずいぶん違うように
感じました。

どんぐり掲示板を見ていると
それぞれの主張が平行線をたどり、子どもにしわ寄せがいっている例も
あるようです。
うちの場合はまずまず幸運だったのでしょう。

では、またよらせていただきます。
とりあえず終わりました
2008/05/15 03:11
返事が遅くなり、申し訳ありません。
ひとまず認められたようで、何よりです。

限定的なのは高速多量の方だと思いますよ。ヒネリのある問題をさせてみればすぐ分かります。どんぐりが限定的なのはスピードや効率だけです。

担任としては、「責任持ちます。文句言いません」と言われたらそれ以上言うべきではないのですが、他の例えばBちゃんが「Aちゃんは宿題しなくても許されてたよ」としゃべるのが一番厄介でして。

そのBちゃんが「本当は私もやりたくないのに、Aちゃんはやらなくていいなんてずるい!」なんて思っていることもあるし、Bちゃんは何も思っていないのに「ひいきするのはどうかと思う」と他の保護者から横槍が入る可能性もあります。

なんともデリケートな話です。
とびうお
2008/06/08 15:33
お忙しい中コメントありがとうございます。

あれから2ヶ月たちましたが、結局マシンが出動しています。
とびうおさんがおっしゃるとおり、
子どもによると「友達にばれると大変な事になる」そうなので。
デリケートですね。
先生は黙認してくれています。

自主学習ノートにどんぐりを解かせて提出させているのですが、
少したまってしまったせいか、
「お父さんに添削してもらってね」と返されてきました。
先生に質問させる習慣を付けさせたいので、できるだけ自主学習ノート
を活用したいのですが…。

様子を見て話してみようと思います。
揚げ足をとられているのでなければ良いのですが。
マジックタッチ
2008/06/13 03:30
正直言って、学校はいろんなレベルの子に合わせた宿題を提供すべきだと思います。
単元を逸脱せずとも難しい問題はいくらでもできるんですから。

さて、分からんノートについてですが、残念ながら諦めた方がよいかもしれません。
教師の側にそこまでの余裕がないからです。

極論を言うと、教師は子どもに絵図の描き方を教え、子どもは一人で分からんノートと格闘し、あとは時間を置いて何度もやり直す、というのが一番だと思っています。
お子さんに考える習慣ができているのならば、あわてることなくしばらく様子を見てはいかがでしょうか。
とびうお
2008/06/15 18:59

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